赤ちゃん返り・きょうだい問題に効く絵本|上の子の気持ちに寄り添う7冊
弟や妹が生まれて変わる家族の形。上の子の不安や寂しさに寄り添う絵本は、親子のコミュニケーションの架け橋になります。
赤ちゃん返りは「愛情の確認作業」
下の子が生まれると、それまでひとりじめだった親の愛情が分かれてしまう。上の子にとって、これは人生で初めての大きな試練です。赤ちゃん返り、わがまま、攻撃的な行動。こうした反応はすべて「自分はまだ愛されている?」という確認作業です。
頭では「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんでしょ」と言いたくなりますが、上の子の気持ちに寄り添うことが何より大切。そんなとき、絵本は親子の間に入るクッションの役割を果たしてくれます。
上の子の気持ちに寄り添う絵本
『ちょっとだけ』瀧村有子/鈴木永子(4〜6歳、1,320円)
赤ちゃんが生まれてお姉ちゃんになった女の子が、忙しいお母さんに甘えられず、何でも「ちょっとだけ」自分で頑張る物語。最後に「ちょっとだけ抱っこして」とお願いする場面で、読んでいる親の涙が止まりません。上の子の我慢と健気さを丸ごと肯定してくれる一冊です。
『あさえとちいさいいもうと』筒井頼子/林明子(4歳〜、1,100円)
妹を見失ったお姉ちゃんの焦りと、無事に見つけた時の安堵を描いた名作。きょうだいを守ろうとする上の子の責任感と、その裏にある不安がリアルに描かれています。林明子の温かい絵が心に染みる一冊です。
『あたしもびょうきになりたいな』フランツ・ブランデンベルグ/アリキ(3歳〜、1,100円)
病気のお兄ちゃんが特別扱いされるのを見て、自分も病気になりたいと思う妹のお話。きょうだい間の嫉妬という普遍的な感情をユーモラスに描き、最後は家族の温かさで包み込んでくれます。
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きょうだいの絆を育む絵本
『ぐりとぐら』中川李枝子/山脇百合子(3歳〜、1,100円)
双子の野ねずみ、ぐりとぐらが一緒にカステラを焼く名作。きょうだいが対等な関係で協力する姿は、上の子・下の子どちらにも良い影響を与えます。一緒に何かを作る喜びを教えてくれます。
『そらまめくんのベッド』なかやみわ(3歳〜、990円)
大切なベッドがなくなったそらまめくんが、仲間たちの優しさに触れる物語。自分のものを独占したい気持ちと、分かち合う喜びの両方を描いており、きょうだい間の「貸して」問題にも通じる一冊です。
『ぞうくんのさんぽ』なかのひろたか(2歳〜、990円)
ぞうくんがカバ、ワニ、カメを次々と背中に乗せてお散歩する絵本。年上が年下を支える構図がきょうだい関係に重なります。繰り返しの構造で小さな子も楽しめるため、きょうだい一緒に読むのに最適です。
『くっついた』三浦太郎(0歳〜、880円)
動物の親子が「くっついた」と体を合わせる繰り返し絵本。最後はパパとママと赤ちゃんがくっつく場面で、上の子も一緒にくっつく遊びに発展します。スキンシップを自然に促してくれる安心の一冊です。
絵本を使ったきょうだいケアのコツ
絵本を読む時間は、上の子だけの「特別な時間」として確保するのが効果的です。下の子が寝ている間に「今日はふたりだけの絵本タイムだよ」と伝えるだけで、上の子の安心感は大きく変わります。
また、絵本の中の感情について「この子はどんな気持ちかな?」と聞いてみましょう。自分の気持ちを直接言えなくても、絵本のキャラクターを通じて表現できることがあります。
まとめ
きょうだいの誕生は、家族全員にとって大きな変化です。絵本を通じて上の子の気持ちに寄り添い、家族の絆を深めていきましょう。お子さまの年齢と状況にぴったりの絵本を探すなら、Ehon Giftの30秒診断がお手伝いします。